趣旨

私たちのふる里の川・瀬田川は、母なる琵琶湖から流れ出る唯一の河で、1,400万人余を潤す命の河です。

先人たちは、洪水や浸水に苦しめられながら、その自然の驚異に立ち向かいました。その強い精神力と熱意の結晶が今日も引き継がれています。このことは先人たちが自然と共生してきた証であり、その尊さを教えてくれています。

私たちは、琵琶湖・瀬田川の恩恵と驚異を心に刻み、次代の子どもたちに残し語り継いでいかねばなりません。流域を含む河川の歴史、文化、環境問題について学習し、体験を通じて川に親しみ、明日の川づくりを発信する市民団体をめざします。 以上の趣旨で特定非営利活動法人瀬田川リバプレ隊を設立いたします。

申請に至るまでの経過

  • 平成12年9月 国土交通省近畿地方整備局琵琶湖工事事務所が、瀬田川改修100周年記念事業の一環として隊員を公募し,瀬田川リバプレ隊を結成。
  • 以後、1~2ヶ月に1度の割合で様々な活動を行って来た。これまでのおもな活動内容は以下のとおり。
    平成12年度 藤本太郎兵衛生家・大津市歴史博物館・田上山の砂防ダム・オランダ堰堤・淀川資料館・琵琶湖博物館等の見学会、「コムラサキ」の植樹、琵琶湖の水質調査、瀬田シジミかき体験、リバプレ隊だよりの発行など
    平成13年度 BIYOセンター・大津放水路工事見学会、外来魚魚釣り大会、各種講演による勉強会、瀬田川と河岸の現地調査、瀬田川の植物調査、ヨシ刈り・瀬田シジミかき・湖上ボート体験、写真展、リバプレ隊だよりの発行など
  • 現在の会員数は、57名で、平成14年9月の総会で、平成15年3月頃を目標に「特定非営利活動法人」をめざすことが決議され、平成14年12月21日に設立総会を開催し、設立の申請に至った。

平成14年12月21日