第21回 身近な水環境の全国一斉調査

【日時】: 令和6年6月2日 (日) 9:00 ~ 12:00

【場所】: 瀬田川及び瀬田川に流れ込む6河川、23地点

河川をはじめとする身近な水環境に対する市民の意識の高まりを受け、全国各地で、数多くの市民団体等により水質調査が行われています。

このような調査を全国統一の手法で同一日に実施し、その結果を分かりやすいマップにまとめることで、身近な水環境に関する市民の理解と関心が深まることが期待されています。

そのため全国の市民団体等が国土交通省および財団法人河川環境管理財団と連携して、全国の河川や水辺など身近な水環境の水質を一斉に調査し、全国の水環境マップを作成しています。

瀬田川リバプレ隊も、この主旨に則り、毎年、世界環境デー(6月5日)に最も近い日曜日を中心に、「身近な水環境の全国一斉調査」に参加しています。

調査点は、1河川で3ヶ所の水を汲み上げ、おのおの3回ずつの「パックテスト」でCOD(化学的酸素要求量)値を測定しています。

CODは、試水中にどのくらい酸化される物質、主として有機物がありかを示すもので、水中の有機物量の目安となります。

今年の測定結果は、表題の通りとなり、測定結果の概略の状態は以下のようになります。

水の状態COD(mg/l)具体的な例
きれいな水1以下ヒメマスがすめる。気持ちよく散歩することができる
少し汚れた水3以下サケ、アユがすめる。水に入って遊ぶことができる
汚れた水5以下コイ、フナがすめる。農業用水に使うことができる
大変汚れた水8以下日常生活で不快を感じない程度